今日は島村楽器福岡イムズ店で開催されてた管楽器フェスタがあったのでレッスンはおやすみ。先生が店舗でミニコンサートに出られてたのでレッスン入れる時間がなかったためですね。それでもこういった機会にまた高い楽器が吹けるので毎回楽しみにしているイベント。今年は貴重な楽器を吹くことができました。
今回展示されてあったメーカーはクランポン、ヤマハ、セルマー。先生の話ではバックンやピーターイートンも展示できないか交渉してたらしいけどどうやら無理だった様子。主だった楽器は…
セルマーはプロローグとプレザンス。プレザンスのバランスの良さはこの価格にしてはなかなかのものだけどプロローグの評判がいいみたい。熊本のオケで吹かれてる同じレッスン受けられてる方もこれいいですねと言われてた。プリヴィレッジの基本設計を受け継いだプレザンス、その流れを汲むプロローグなので素性の良さは間違い無し。プロローグはベルリングの色を替える楽しみもあるのでセルマーのキィワークが馴染む人にはオススメできるかも。
クランポンはE12F、E13、R13、新旧RC、Tradition、Festivalが展示。上位機種が少なかったのが残念だったけどTraditionがなかなかいい感じ。音量はそんなにでないけど音がいいのでスルメ的な味わいのする楽器かも。Festivalは調整に出てた時間があったのであまり吹けなかったけどR13吹きにとっては鳴らすツボが分かりやすい楽器かも。
そして今回アツかったのがヤマハ。なんと国内流通50本限定と言われる発売されたばかりのSEVmaster-GTが展示されてました。会場に行って思わず声が出たほどびっくり!この楽器、基本はSEVmasterと変わらないけど、レジスターキィがイデアルGやアーティストモデルと同じもの(人間工学デザインによるもの)を使い、ベルリングのないベルを採用。そして一番の注目点が同梱されているリングのないバレル。これがまた素晴らしいバレルで、会場に来られていたヤマハの関係者の方によると試作品とのことだったけど、息が入るけど明るくなりすぎない音色になってすごくバランスのいい楽器になっててまたまたびっくり。このバレルをCSVmasterにつけて吹いてもまた面白い吹奏感。これを吹けただけでも今日は価値があったなあ…
そしてもう一つのサプライズ…それはクラリネット奏者水越裕二先生の楽器を少しだけ吹かせていただきました。水越先生の楽器はイデアルGですがバレルが先ほどのリングレスバレル(特注!)で、下管からベルにかけて音程補正キィを追加改造されてあるスペシャルな楽器です。吹かせていただいて思ったのは芯がある音が前に前に飛んでいってしかも吹きやすい楽器だなと。常にメンテナンスを怠ってないのでこのように吹きやすいコンディションを保っているのだなあと実感。そりゃあCD出されてる先生ですから、このくらいのメンテされてるのが当たり前でしょう。プロの先生の楽器を吹かせていただける機会なんて滅多にないので恐れ多かったですが、素晴らしい楽器でした。
来月に長かったバスクラのローンが完済されるので、この先違う楽器の誘惑が波状攻撃を仕掛けてきそうですが、吹けば吹くほどそのメーカーの良い点が見えてしまってどの楽器に買い換えることになるのか全然見えてこない感じがしてます(;´∀`)来年がR13買ってちょうど20年だから買い換える口実はできてるけどなあ…