イムズ閉館

8月31日、イムズ閉館

2年ほど前に2021年の8月で…と報じられていましたが、ついに天神のイムズが閉館しました。32年の歴史だったそうで、平成と共に駆け抜けた天神の象徴でもあった施設だったと思います。自分は2年ほど福岡市に住んでいた頃には時々行っていましたが、よく行くようになったのはTwitterの影響でクラリネットを再開してから、イムズに入っていた島村楽器さんの管楽器フェスタで高いクラリネットを試奏しに行くようになってからでした。

その後、2015年の9月には島村楽器さんでレッスンを受けるようになり、コロナ前は週に1度のペースでイムズにレッスンを受けに行っていました。コロナ禍の現在では2週に1度のペースに落ち着いていましたが、島村楽器さんの他にも紀伊國屋書店やCanDoなど寄り道するところはまあまあありましたし、12階から上のレストランでの食事もいろいろあってよかったなと。

残念ながら、イムズの建物自体を写した写真が見付からないので、今回の記事は写真なしになりますが、自分としても思い入れが強かった場所なので寂しい気分です。イムズロスとも言うべきでしょうか。地下の螺旋状のエスカレーターや巨大な吹き抜けは象徴的でしたし、9階にはイムズホールもあってそこでイベントが行われていることもよくありました。管楽器フェスタがそこで行われたこともありました。

今後、島村楽器さんは同じ天神の岩田屋さんに移転しレッスンもそちらで受けることになりますが、移転作業もあり9月下旬のオープンとのこと。島村コンクールやワクチン接種のこともあり、自分のレッスン再開は10月になります。個人的に今年の島村コンクールは地区予選会だけの出場に決めているので、来年の曲(地区本選会含む)をどうするかが悩みどころではありますが、今はとりあえずイムズ閉館に伴って抜け殻になっておこうかな。

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自分が使っている楽器について

持っている楽器

自分が持っている主な楽器はB管が4本とA管が2本、そして特殊管としてえすくらとばすくらが1本ずつ。特殊管は置いておくとしてB管とA管にスポットを当てると、初めてのMy楽器R13改、1969年製造でニッケルメッキ仕様のR13Old。この2本はA管の相方が今のところいないのでB管単体での使用。ジャンク扱いで手に入れた1958年製造セルマーのセンタードトーンB管は同じく1961年製造セルマーのシリーズ9のA管とセット。こちらは最近あまり使ってなくて特にシリーズ9のA管が宙に浮き気味。今年還暦だけどコンディションは比較的良好ですが…。そして最近メイン使いになってるのが今回ご紹介するヤマハのカスタムAEのABセットです。


なぜAEを使っているか

カスタムAEのABセット


こちらが現在のAEセット。元々先にA管を中古で購入。R13改とセットにして使ってきてましたが、昨年ネット偶然AEのB管を発見。これは!と思い即断で購入。無事にABセットで揃えることができました。2本ともなかなか状態がよかったので、いい楽器に巡り会えたと思います。
さて、なぜ自分が今メイン楽器としてAEを使っているのか?まず、AEは現在作られていない楽器です。ヤマハのカスタムの中ではラージボアで抵抗が強かったため、CSやSEほど人気がなかったと言われているAEは出回った本数が少ないので、そもそも使っている人が少ないという点が挙げられます。ましてやABセットで使っている人なんてそうそういないのでは。人気のある機種だと使っている人も多いため似たような音になりがちですが、人が使っていない機種だとそれだけで個性のある音色を作ることができるため、技量が弱い自分にとっては音色で個性を主張できる楽器とも言えるわけです。
次に、この楽器は今となってはそんなに高いランクの楽器ではありません。無印のヤマハカスタムシリーズだとCXとSE、そして今は廃盤になっているCSとありますが、この楽器は以前メインで使っていたR13よりは値段においてはランクが少し下です。しかし、カスタムシリーズなので高級機種と同じように作られているので、このあたりからは好みで機種を選ぶ領域になっています。AEは音色としてはダークでそんなに明るくない音なのですが、自分の目指したい音としては理想的な音でした。


自分の音の傾向って?

自分の音はどんな傾向か。実は昔、ツイッターで長くやりとりしているフォロワーさんから自分の音は国で言うとドイツ的な音だと言われたことがあります。その時のやりとりが頭に残っていて、ベームクラリネットを吹いているにも関わらずエーラークラリネットの音を研究していました。もちろん、完全にエーラーの音をベームで出すことは不可能ですし、全く同じ音を出そうとは思っていません。ただ、自分が吹いた音を聞いてもらった時に「なかじーさんの音だ」と分かってもらえる音を目指したい。それは自分の目標でもありました。R13改がいろいろいじりすぎて行き詰まりを感じていた中で見つけたAEのB管。自分が購入に踏み切ったのは必然だったかもしれません。
ちなみに仕掛けはマウスピースがバンドレンのBD5(442仕様と440仕様の両刀使い)、リードがアルンドスのカルメン(硬さは3)、リガチャーがシルバースタインの初期型のものを使っています。


勢いで買ったけど後悔はしていない

吹奏楽では音色が明るくないのでパワー不足かもしれませんが、もしパワー不足だと感じたら先の2本のR13のうちどちらかを使えばいいし、AEでもパワーのあるリードを使えばまた印象が違ってきます。でもAEを使ってて後悔は全くありません。むしろ手に入りにくくなった楽器をセットで使えるのはささやかな自慢になっています。最近の楽器って、本当に個性のある楽器って数少なくなってきてますが、このヤマハの古い楽器は目立ちにくいけど十分な個性を持っています。そういう意味では、他のどんな高い楽器の音色にも負けていないと自分は自信を持っていえるかなと思います。もちろん、アマチュアの範疇でのことですが…。

この文章はジオン軍ポメラ(DM11G)で執筆しました

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バレルとベルの油漬けその後

遅くなりました…

金曜土曜と用事があり遅くなりましたが、先週油漬けにしたバレルとベルがどうなったかの続報です。まずは写真から。

油漬けから引き上げたバレルとベル

実はこれ金曜土曜が忙しくなるので木曜の夜に引き上げた直後の状態だったりします。少しは膨張するのかなと思いましたが、そこまではなくリングは外れたまま。ベルリングも回転しています。ただし黒々としたツヤは戻った印象です。


そして2日放置

金曜土曜と放置して今日様子を見てみましたが、少しツヤが落ち着いたかなと思いました。木の膨張はおそらくセンタードトーンをオーバーホールしたときに湿気を与えていたので、湿度の方が関係しているかもしれません。

ちなみに表面をオイル塗りしてみてたセンタードトーン本体ですが、何度か塗り塗りした後に吹いてみたら相変わらず音程高めでした。全タンポ交換とかもう一度したほうがいいかもしれませんが、当分は440仕様のマウスピースで吹くのが無難のようです。

(遅い時間だったので今日はPCで直接書きました)

2018年みおおかそ(背の順に~並べ!)おおみそか~

前回の記録が9月。それから親の病状のことやらいろいろあってこちらに手が回りませんでした。色々時間も取れず親コンテンツも放置状態で数日前にようやく手がつけられた程度。鬱もちょっとぶり返し気味だったし、いろいろきつかった…

てなわけで、みおおかそ…背の順に並んだらおおみそかです。今年はなんとなくいろいろ振り回されて忙しかった気がします。北フィルも定期演奏会の練習途中から満足に練習出られなくなったし、島村コンクールも親の病状のことがあって満足に練習できず一次落ち。いろいろ空回りした1年だったと思います。

北フィルの方はおそらく来年の定期演奏会をもって退団しようかなと考えています。来年が30周年記念で節目の年なのでそれだけは出たいなと。でもコンクールとか他の行事になると今年みたいに満足に練習に出られないのが目に見えているのと、北九州から離れることがおぼろげに見えてきているのでこのまま続けるのは厳しいかなと。これは前から考えていたことなので変えることはないと思います。

あと来年は母校分大の定期演奏会が35回になるので何かしらOBOGとの合同演奏があるのかなと見ています。今年のクラリネットパートは1年生4人が素晴らしく、アンコンで九州大会出場を果たしてくれました。まだまだ伸びしろのある4人と一緒に吹けるかもしれないというのは自分にとっても楽しみです。

そんなわけで2019年がどうなるか。後厄になる来年もバタバタしそうですが、すでに島村の発表会でシューマンの幻想小曲集(I)を吹くことは決めているので、まずはそれの練習と、北フィルのラストになるであろう定期演奏会の曲を練習しないといけないかな…