■クラリネットの機種比較[ビュッフェ・クランポン・RC]
<ビュッフェ・クランポン>の歴史の中で、最も偉大な功績を遺したロベール・カレ。彼は「楽器」を単なる演奏の道具ではなく、完成された芸術品として世に生み出しました。フレンチ・バソンの革新やダイナクション・サクソフォーンといった伝説的な楽器の製作者でもあるカレは、クラリネットの世界においても"ポリ・シリンドリカル・ボア"を開発するという大革命をもたらしたのです。
2014年、世界中で愛され続ける<ビュッフェ・クランポン>"RC"クラリネットが、10年にわたる研究開発を経て進化しました。"ディヴィンヌ"や"アイコン・ベル"の開発で得たノウハウをもとにデザインされた新しいベルにより、いっそう魅力ある響きをたたえます。
その温かく芯のある音色や音の遠達性、そしてより均一なレスポンスと正確な音程は、高度な表現を追求する奏者の方々に、満ち足りた喜びを感じていただけることでしょう。
税込標準価格:in B♭ \559,440/in A \615,384 | 2割引価格(値引き目安):in B♭ \447,552/in A \492,307
マイナーチェンジにより以前の素朴さにキラキラ感が加わった音になり、Prestigeの音色に近くなった感じです。
この楽器もR13と同じく使っている人が多い楽器です。
予算がある場合はR13と比較して選ぶことが多いと思います。
若干R13の方が抵抗があるように思えます。
音程はR13より比較的取りやすい楽器だと思います。
マイナーチェンジで革パッドが採用されたので、耐久性も上がっています。
ビュッフェ・クランポンではR13とRCをベースにした上位機種が発売されています。
吹奏楽でも使われますがどちらかというとオーケストラ向きな楽器かもしれません。
それでもR13より暗めの音色なので、明るい音でガンガン鳴らしたい人向きではない楽器です。
日本での販売戦略でもありますが、R13より若干高めの値段設定になっています。
マイナーチェンジの時にロゴがプレートに変更されたので、前のロゴのほうが良かったという人もいます。
ビュッフェ・クランポンの2本柱なので、この2機種の比較は好みで選ぶことになりそうです。
R13の方がどちらかというと明るめな音でRCは暗めな音です。
しかしRCも2014年にマイナーチェンジされて若干明るめな音にシフトした感じです。
設計がRCの方が新しいのでRCの方が音程がとりやすい楽器です。
海外では同価格だけど日本ではR13が人気なので若干R13の方が安く売られているとか。
トラディションはどちらかというと外に向けて響く楽器ではなく内向きな楽器なので
感じとしてはマイナーチェンジ前のRCに似ているかもしれません。
昔のRCの音色が好きだった人にはトラディションを検討してみるのもいいかもしれません。
ヤマハのCS系は内径がまっすぐで比較的芯のある音が出ます。
RCと方向性が似ているような楽器だと思います。。
ヤマハのSE系は内径の広がりがあるので音も広がりがあります。
RCよりも華やかな音色がします。
音程面ではCS-V/SE-Vの方が平均律に近い音程を取りやすいです。
音楽の表現面だとRCの方が表情を付けやすいです。
Vmasterは設計が新しい分音程面や発音で吹きやすい楽器になっています
しかし、マイナーチェンジによって音程や発音面での操作性が工場しています。
RCも革パッドになったのでパッドの耐久性は同じくらいです。
よく試奏して、自分の好みに合った方を選びたいところです。
セルマーの楽器はキィワーク(特に右手小指部分)が独特なので、合う人と合わない人があると思います。
セルマーの最上位機種プリヴィレッジ・ニューヴァージョンのを基に作られた楽器なので、ポテンシャルは高いです。
パッドはバレンティノを採用しているので耐久性がありますが、音色は少し安っぽく?感じてしまうかもしれません。
セルマーの楽器が合う人はこちらの方が扱いやすいかもしれません。
サンルイはセルマーの楽器のなかでも音色が華やかな部類なので、比較的R13に似た部分があります。
RCよりも価格帯が上な分、トータルバランスも一回り上に感じます。
RCから楽器を買い替えてステップアップする際にセルマーのキィに慣れるようであれば比較対象になるでしょう。