■クラリネットの機種比較[ビュッフェ・クランポン・E13]
各国の音楽学校には、それぞれ独特の教育方針やスタイルがあります。ドイツでは豊かで芯のある木質の音色が好まれ、フランスでは活動的で流れるような動きや美しさが求められます。<ビュッフェ・クランポン>は、現代のクラリネットに必要な楽器技術に貢献し、高い演奏表現を引き出します。<ビュッフェ・クランポン>の楽器は、世界トップ・クラスの音楽学校を卒業した数々の一流の指導者たちによって演奏され、世界中の教育メソードの発展を担い続けているのです。"C13"および"E13"は演奏家への道を進む学生のために研究が重ねられました。価格を上回る完成度の高さは、はじめて手にする楽器として最高のパフォーマンスを発揮します。
このクラリネットを手にした瞬間、"ソリスト"へのトビラが開かれる新たな感覚を体験することでしょう。
税込標準価格:in B♭ \351,000/in A \386,100 | 2割引価格(値引き目安):in B♭ \280,800/in A \308,880
E12クラスの楽器よりも作りや材質が良くなっているので、このクラスの楽器では一番いい音色を出せます。
2016年にマイナーチェンジされて、ベルの底がフラットになり音が飛びやすくなりました。
ある程度の楽器の抵抗があるので、初心者でもいい吹き心地で演奏できます。
このクラスの楽器でもA管があるので、ジュニアオーケストラなどで扱いやすい楽器と言えます。
マイナーチェンジで多少は改善された感じですが、クラリオン音域の高音部はやや薄っぺらい音になります。
初心者向けの楽器なのでバレル(タル)が65mmのものがついています。初心者にありがちな高音部で音程が低くなることへの対策ですが、演奏に慣れてくるとバレル(タル)が短めなので音程が高くなることがあります。
E12Fも入門モデルにしては新設計でかなり頑張った作りとなっていますが、音色はE13の方が上です。
予算が許せるならE13を選んでおくのが良さそうです。
C13はR13の廉価版との位置づけなので、音色的にはE13より上です。
しかし、コストパフォーマンスの面を考えるとE13がバランス取れていると思います。
予算に応じて選ぶことになると思いますが、どちらかというとE13の方が使っている人が多そうです。
R13は全てのクラリネットの基準とも言われる楽器です。
材質もランクが違うのでやはりR13の音色にはかなわないところがあります。
予算が許すならばR13を選びたいところです。
ヤマハのCXはCSの廉価版ですが、E13と同じくコストパフォーマンスに優れ、バランスのいい楽器です。
E13は表現を付けやすく、CXは音程が取りやすい楽器です。
学校の吹奏楽部でも備品で使われてることの多い楽器なので、学校の楽器と同じ楽器を買うのも一つの手です。
ヤマハのCSは内径がまっすぐで比較的芯のある音が出ます。
E13と比べると音がまっすぐ出る分音の芯が強いです。
CSも音程を取りやすい楽器で、完成度の高い楽器と言えます。
こちらも吹奏楽で使う場合は周りで使っている人の楽器と揃えるのがよさそうです。
ヤマハのSEは内径の広がりがあるので音も広がりがあります。
E13よりは華やかな音になりやすいです。
CSよりも吹奏楽で使われることが多いと思われます。
こちらも吹奏楽で使う場合は周りで使っている人の楽器と揃えるのがよさそうです。
セルマーの最上位機種プリヴィレッジ・ニューヴァージョンや上位機種プレザンスの設計を基に作られていますが、音色的にはセルマーにしてはやや明るめです。
パッドはバレンティノを採用しているので耐久性がありますが、音色は少し安っぽく?感じてしまうかもしれません。
ベルリングの色を変えることができる楽器なので、見た目に凝りたい人はプロローグがいいかもしれません。
セルマーの楽器はキィワーク(特に右手小指部分)が独特なので、合う人と合わない人があると思います。