オイル漬けの実験(バレルとベルだけ)

予定が狂って

本当だったらリモートレッスンがある日でしたが、父の具合がよろしくなくてデイサービスに行けなかったため家で楽器が吹けなくなり日程を変えていただきました。やはり親の介護とかがあると家で楽器ってなかなか吹けないものだなあ…
仕方がないので出来る範囲で楽器のメンテナンス(主に磨き)をしておくことに。バスクラのベルを磨いて、他にないかなと考えたら1本の古いクラリネットを手にしていました。


元々はジャンク品

10年ほど前にヤフオクでジャンク扱いのものを入手したセンタードトーン君。入手直後に8万円かけてオーバーホールしたものの、使用頻度はそこまで増えず。つい先日久々に引っ張りだして吹いてみたら乾燥のせいか音程がめちゃくちゃ高くなっていました。
これはいかんと思い、こちらもしばらく使っていなかった亜麻仁油を上下管体表面に塗り、使っていないスワブに亜麻仁油をつけて内部を通しておいたけど、また使わなくなったら同じことの繰り返しかな…と気になってきたときに思い出したことが。
3年前の1月末にR13改君を地元の楽器屋さんにオイル処理してもらったら音がわりとよくなったというブログの記事(2回に分けて書いてました)。ただまたこの楽器をオイル処理オーバーホールに出すとまた結構な金額が飛んでいきそう。R13改のときでも結構痛い出費だったので、ここはしばらく辛抱かな…と考えていたら付属のバレルとベルが。
「そういえばこのバレルとベル使ってないな…だったら」。


ジップロック発動

使ってないならいろいろ実験として使えそう。なのでバレルとベルだけでもオイル漬けできないかと。バレルもベルも元から乾燥しきってリングは外れるしベルリングは回り放題。どちらもグラナディラが乾燥して油分が抜けきって縮んじゃってる感じ。なので亜麻仁油に漬け込んで放置してみたらどうなるか。実際にやってみよう。

オイル漬けにしたセンタードトーンのバレルとベル

写真のようにジップロックの中に亜麻仁油を入れそこにバレルとベルをドボン。油の量が少ないですが自分にとっては貴重品なので少し浸かるくらいで。バレルもベルも亜麻仁油を表面に塗ったらグラナディラのつやや光沢はでてきたけど、木の内部までしっかり浸透したら縮みも元に戻ってくれるのか?
とりあえず1週間ほど漬け込んでみます。なおこれはあくまでも実験で、亜麻仁油は火気を近づけると発火のおそれがあります。よい子は決して真似しないでね。

この文章はジオン軍ポメラ(DM11G)で執筆しました